Basketball Diary

バスケコーチのブログです

スポーツ×子ども 支援のカタチ

こんにちは

 

今日は普段書いていることを振り返りながら、
スポーツに取り組んでいる子どもたちを親御さん目線から
「どのようにサポートをするべきなのか」
簡単にまとめていきたいと思います。

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また、
現在、『子どもの育成シーン』『キッズアスリートを支える親御さん向け』オンラインコンテンツの整備を企画中です。

 

私の周りにいる「プロフェッショナル」な方々と一緒に作っていければなと構想を練っています。

 

ブログはこれからも私の備忘録的な要素、皆様にとって有益な情報や活動の記録としてこれからも継続してまいりますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

スポーツ×子ども 支援のカタチ

 

 

 

スポーツの習い事を始めたけど、ご自身にスポーツをされてきた経験がない・・・
というお話をよく聞きます。

 

 

一体何をすればいいのか、どのように通わせてゆけばいいのか分からずになんとなく通わせてしまうことも多いかと思います。

 

 

でも、ご自身にスポーツ経験がなくても全然大丈夫です。

 

 

スポーツで活躍する子どもに育ってほしい!!!
にお答えする 

いくつかのポイントを抑えていきましょう!

 

 

子ども時代におけるスポーツとは

スポーツは心と体を育むもの
ルールを通じて規律や集団性を育むもの
目標達成を通じてマネジメントを学ぶもの
人生を豊かにするかけがえのない仲間に出会うもの
大人との多様的な関わりを実現するもの

 

 

スポーツがもたらす学びを理解していれば、
どんなフォローを家庭でするべきか見えてくると思います。

 

 

 

特に親の出番!大切にしたいポイントは、

スポーツは心と体を育むもの

 

 

スポーツは当然ですが、身体を使っていろいろな技術や戦術を表現します。
短距離、長距離、競泳と言ったレース種目においても当然に日々の努力や運動そのものの「技術」を発揮していきますよね。

球技はもっと複合的な技術を必要とされます。

 

 

子どもの発達を理論的に考えてみても、幼稚園、保育園で身体を動かす一番基本的な部分である運動の基礎を作る操作などの動作を身につけてから、それ以上に大きなアクションである運動へと結びつけていく上、基礎的な運動能力を求められるようになります。

 

小学校低学年〜人間は次第に能力を獲得していきます。
「あの子は運動神経がいいね〜」
と話が出るように、運動能力が高い子どもはその人生の中で動きを学び、能力を身につけ獲得した子ということになります。

 

この運動神経という言葉ですが、
実は体幹部の強さバランス力コーディネーション能力の高さと考えられます。

 

コーディネーショントレーニングについては
こちらの記事をご覧ください。

子どもスポーツ「やっぱりコーディネーション」 - Basketball Diary

 

 

身体を育む部分は、コーチがメソッドや様々な工夫をして育む部分なので
基礎的なところだけ抑えておけば良いかと思います。

 

 

 

練習・活動を終えた後のサポートとして、
食事休養が親御さんの出番であると思います。

 

 

 

食事については
過去の記事「栄養セミナー」で触れている通り

栄養セミナー『食育』/ beLEGEND - Basketball Diary

こちらをご覧ください。

 

また、休養は本来は選手が意識して行う部分ですが、
体のケアをすることやコンディションを管理する習慣は身につけさせてあげたいところで、いくつかの例をすでに記事にして投稿しています。

 

ストレッチについて

本気でストレッチ!!! - Basketball Diary

 

入浴について

入浴のススメ!「HSP(ヒートショックプロテイン)」 - Basketball Diary

 

これらの習慣を身につけさせてあげられるような声かけや生活習慣に一緒に取り組んでみるということが必要になってきます。
休養は身体を休めるだけでなく、心を休める機会でもあります。
いろいろな話をしながら親子で関わることは非常に大切なリラックス効果を生み出します。

 

 

 

次にの部分です。

スポーツ×子ども を考えれ上で最も大切な部分であると思っています。

 

 

心の部分は活動の中で様々な環境や人と出会う中で育むことをコーチは常に考えていると思います。

 

大切な事は、指導者がどのようなことを教えてあげたいかをしっかりと共有することです。
親御さんからの視点であれば、コーチが指導したいことや大切にしていることを理解できるかみたいなところです。

 

 

ほとんどの子どもは本番に弱く、強い相手にも弱いです。
仲間の中では自分を表現することができますが、外ではなかなかできません。

 

 

心の部分をどう育むか、重要なポイントです。

 

 

では、支援のカタチはどのようになるのかというところですね。

 

親御さんや家庭は選手にとってホームであることが大切です。
ホームって?と思う方もいるかもしれません。

 

外に出ている状態がONであれば、家にいる状態はOFFであるべきだということです。
当然お家の中での教育もありますので完全になんでも間でもサポートしてくださいというわけではありません。

 

でも、練習や試合、活動に対して戦闘モードである子どもに対して、家でも戦いなさいというのは少し違うと思います。

 

 

リラックスした状態を作る事は
次頑張る時のエネルギーになります。

 

 

このリラックスした状態でぜひやっておくべきことがあります。

 

 

 

 

難しい言い方をすれば、
自己肯定感育むことです。

 

認めてもらいたい欲を満たしてあげることです。

 

 

目標に向かって努力をしていく過程で一番の敵って誰だと思いますか?

 

 

これって自分ですよね。

その時頑張っている自分を認めてしまうとそれ以上の努力はしないですよね。
そこで他の人、身近は人が「頑張ってるね」って褒めてあげる事はとっても大切です。

 

また、上達をしていくプロセスを楽しんでいくことをしっかりと教えてあげましょう。

昨日できなかったことができるようになった!

これは子どもの中で非常に大きな出来事です。

 

 

このタイミングは逃してはいけません。

 

これらを達成するために行う事は

 

・モチベーションの管理

・褒める 

 

この2点です。

 

子どものを管理する親という立場は、スポーツに取り組むことによってその内容や工夫、観点、価値観は少し変わってゆきます。

 

生活環境を少しずつスポーツに寄せていく事は
子どもの興味関心へのレスポンスとして絶対に行いたい部分です。

 

 

スポーツを一緒に学び、楽しんでいく観点は
家の中にコーチがいるのではなく、トレーナーがいる感覚で、
どう支えて、どう伸ばしていくかという視点があれば全く問題ありません。

 

 

ただ、注意したい事は
親御さんはトレーナーですから、何かに取り組む前の「できる」「できない」の判断はしなくて大丈夫です。

「うちの子はできるから大丈夫」

「うちの子はできないか・・・」

こういった考えは子どもの成長において必ずと言っていいほど裏目に出ます。
同じような観点ですが、
「私ができないから、子どももできない」
これも同じく必要のない考えですね。

確かに子どもは親の影響を色濃く受けて育ちますが、
別人格、別人ですからね。

 

 

 

 

 

次に大切なポイントは
目標達成を通じてマネジメントを学ぶもの

 

 

スポーツ活動にも、勉強にも、学校生活にもそれぞれ必ず目標があります。
日本の公教育ってマネジメントを学術的に指導しないですよね。
どちらかというとカリキュラムの中で自然と身につけてあげようというような感じを受けます。

 

 

でも、実際に色々なことについてマネジメントを求められるのって大体が大学に入学してからですよね。

 

中学受験、高校受験、勉強において大きな関門に対しては
やはり筋道があって、
「これはこういう風にするもの」
というレールの上で頑張るのがほとんどだと思います。

 

 

これは教育課題でもありますが、
子どもが主体となって学ぶ時間というのはなかなかなく、
カリキュラムを一方的に受け取るだけ、という形式の学習がほとんどですよね。

 

 

ただ、スポーツはほとんどが興味関心からスタートしていて、楽しいがすぐ側にあるものです。

 

また、子どもは皆アマチュアですから、
スポーツだけに専従する事はできません。

 

やらなければいけないことがたくさんある中で
どのように時間を作っていくか、どのように自分を伸ばしていくべきか、自分には何が足りないのかを考える機会がたくさんあると思います。

 

 

 

コーチはおそらく様々な方法で
このマネジメントについて指導をしているかと思います。

 

コーチ側の考えとしては、
オーバーコーチング(教えすぎないこと)をしないことで
子どもの疑問や関心を引き出して指導をしているかと思います。

 

 

その中で親御さんができる関わりは

 

・タスクを明確にすること

PDCAサイクルを監督すること

 

だと思います。

 

タスクは、家でやらなければいけないこと、家のルールを明確にしてあげることです。
子どもといえども、家庭のサポートはたくさんできますし、お家の人の苦労をしっかり学んだ上で自分の活動をしなければいけないです。

 

 

ただ、そこでぼんやりとしてしまうと
「すべきこと」をないがしろにしてしまう結果になると思います。

 

やってもらうのが当たり前というのは、マネジメントにおいて自主性を失い、上手にPDCAが回せなくなってしまいます。

 

 

PDCAサイクル
計画ー実行ー評価ー改善

このサイクルをどのように回してあげるか、になります。

 

 

そんなに難しく考える事はなくて、
子どもで自発的にこのアクションを取れるような声かけや支援をしてあげればいいと思います。

 

 

 

私は、子どもの頃からバスケノートに関してですが
同じような試みを継続して参りました。
こんなアプローチでもいいんです。

整理する力を身につけるべし!!文章を書いていくべし!! - Basketball Diary

 

 

PDCAを上手に使いこなす事は、大人であれば簡単です。
タスクの刻み方や問題へのソリューション、圧倒的に知識量が違います。

 

では、それをどう子どもにアウトプットするのかな?というところが育成の面白いところですよね。

 

 

 

 

 

最後に

 

「スポーツで活躍する子どもに育ってほしい!!!」

というテーマをもとに「こんな育成はどうですか?」という内容で書いてみました。

 

これらは私が3年間、学びながら子どもたちと関わってきたある意味研究結果のようなところです。

 

教育、育成に必ずしも!は存在しません。
それに様々なケースに対して書き始めるとキリがないのも現実です。

 

 

 

そんなんところは今後オンライン上で皆様と意見交換や情報発信をできる場所を作っていきたいと考えています。

 

 

大人の本気、精一杯は必ず子どもに伝わります。
答えなき「育成」という大きな課題を一緒に楽しんで行ければと思います。

 

 

 

頑張って
『子どもの育成シーン』『キッズアスリートを支える親御さん向け』オンラインコンテンツ 準備しますのでよろしくお願いします。

 

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【noteの運用を始めました】
テーマはジュニアアスリートを育む保護者の方へのバイブルです。
ジュニアアスリートと言っても内容はほとんどバスケ寄りです。

 

ブログで書いているような内容でさらに深いところまで書いていきます。

応援よろしくお願いします。

 

https://note.mu/basketball_kids/n/na8c2ff4b7db7

 

 

 

このブログの筆者。バスケコーチのLINE@アカウント
バスケ指導シーン、子どもの育成シーンに携わっているコーチが配信しているブログの情報などを配信しています。

谷村 蓮(たにむら れん)
世田谷区出身。25歳。小学生からバスケを始めて現在は社会人リーグでも活躍中。大学在学時、アメリカに留学。バスケットをより深く学ぶ。現在はプレーをしながら都内の小学生~高校生まで指導。日本バスケ協会公認コーチ。日本体育協会公認指導者。スポーツインストラクター。東京都放課後児童支援員。東京都高体連外部指導者。

https://line.me/R/ti/p/%40lnk7310f