Basketball Diary

バスケコーチのブログです

初心!!! スタートアップのバスケ教室で

 


こんにちは

 


今日は最近始動した「バスケ教室」のスタートアップで感じたことを少し書きたいと思います。

 


どんな子にどんなことを教えるか、教室とクラブでそれぞれ何を教えることができるのかという部分は明確に違いがあります。

 


でもバスケを通じて教えてあげたいことは変わりません!

 


そんなところを初心を思い出しながら書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


教室の良さ

教室の良さ!!やっぱりたくさんのところで感じますよね。
まず大会がないというのはある意味メリットにも繋がります。
評価を必要としない環境は多くの子どもにとってフィットしやすい環境作ります。どうしてもシビアな環境を作りがちな大会、すべてのチームに通じる考えではないですが、クラブチームはそういった競争環境や評価などがつきものです。それはクラブの良さでもあります!

でも、例えば初めてスポーツに取り組む子どもにとっていきなりそういった環境が望ましいかといえばなんともいえません。家庭の考え方や育ってきた環境が左右します。
その中で、どのようなアプローチが正しいか、など教室では模索することができます。

指導者目線で考えると、
「楽しい」だけで100%完結できる環境、というのは子どもをより伸びやかに育成することができます。「楽しい」は学びに深く繋がります。「楽しい」は子どもにとって非常に大切、一番大切なものです。

クラブで指導をしているとどうしてもその領域を越えないといけないこともあります。
例えば、自己管理。
自己管理が楽しいと思えるレベルは、もうそれはマネジメントの世界ですよね。
そこまで導く工程ではやはり、痛みを伴う部分もあるかと思います。
「ゲームをやりたいけど、〜〜をしなければいけない時間」
など、気持ちの管理や生活の管理はそれは大人でも「我慢」が必要な部分があったりしますよね。

教室は、「楽しい場所」と正しい指導ができていれば子どもは自然にきてくれて、能動的な学びが実現されます。
もちろんクラブでも、「楽しい時間」を基本として活動をします。ただ、しんどいことやしんどい時期にどれだけ頑張れるか、人間の底力を育む場所でもあると思っています。

その点、教室はよりシンプルに捉えることができますよね。

『今日も行きたい』
『来週も行きたい!』

教室は子どものその気持ちのために一生懸命運営すればいいと思います。
それが実現できるのが教室のメリットですよね。

 

 

 

バスケを通じて学べること

いっぱいあると思うんです。

でも、

「教室は楽しい場所である」
これは当たり前んことですよね。クラブも楽しい場所ですから、教室はそれ以上に楽しくなくてはいけないです。

でも、じゃあただ楽しんでいればいいかと言われるとそうではありません。
指導者はその楽しさの中でたくさんのことを教えてあげたいと思います。

例えば、チームスポーツですから
「仲間と協力する楽しさ」
これはバスケットで育むことができます。
協力することに楽しさを感じると、仲間を協調することや集団生活を営む力をつける基本的な部分が育まれます。

私の教室でのスタンスは、「コーチも仲間である」という子どもと一緒に楽しんで行くことです。
当然、コーチにも協力をしなければいけないし、コーチも子どもたちに協力しなければいけません。
大人の言うことを聞きなさい!!なんて絶対言いません。
子どもは仲間の言うことにはしっかり耳を貸してくれます。
アイスブレイクや活動を通じて自分を表現していくことが仲間を作りますよね。

私のスタイルでは、新しい組織、教室、団体で「私はコーチです」って子どもに言いません。
「お兄さん」「おじさん」スタートです。

なぜかと言うと、仲間にしてもらうことからスタートしたいからです。
子どもの中で一緒に活動して、この人がどういう人か、ちゃんとテストしてもらって、評価されればいいと思います。

それから、自分のことをしっかりとコーチだと思ってもらえるように努力をして、自分はコーチにしてもらえてからコーチとして一生懸命コーチングをします。
それまでは、コーディネーターとして、オーガナイザーとして、リーダーとして一緒に活動します。

このプロセスって絶対大事だと思うのです。
人と人を繋ぐものは信頼関係以外にはあり得ないです。
これは子どもも大人も一緒です。
ましてや、人の成長をなんとかする人間は多くの信頼を勝ち取らなければいけません。
教室はコーチ、子どもだけの空間ではなく、その親御さんも一緒に活躍する場所です。

その場限りの関係で何かを成し遂げるなんてあり得ませんから
まずは小さいところから、同じ体験をするところから信頼関係を構築していかなければいけないですよね。

信頼を得てから、いろいろなことを教えてあげますよね。
感謝をする心、友達を大切に思う心、精神面はもちろんです。

他にも、「できなかったことができるようになること」から
人生のいろいろなことを教えてあげればいいと思うんです。

失敗から学び、成功につなげることや、
正しい失敗の仕方など、たくさん教えてあげなければいけません。

バスケットで学べることはものすごくたくさんのことがありますよね。

 

 

 

子どもを支えるー今日の課題ー

最近よく言われる「最近の子どもは〜〜ができない」
という言葉。大嫌いです。

子ども自体は何も変わっていなくて、変わったのは環境です。

昔ながらの地域社会の構図や生活様式が失われて、子どもが育つ環境はいつだって変化しています。

そもそも最初からなんでもできる子どもなんていないですから。
いい加減「最近の子どもは〜〜ができない」っていうのやめましょう。
いうなら、「最近の大人は子どもに〜〜を教えていない」って言いましょう。

家庭のあり方の変化、環境の変化で負荷がかかり始めているのは、学校をはじめとした教育機関で、地域のスポーツクラブにもその重要性が高まってきています。

子どもに教えることが多いというのは感覚としてありますが、喜んで教えてあげます。
教えさせてもらっています!

大人で協力して「これをしっかりと教えてあげよう」という形で一緒に活動していくべきなんですよね。
昔は近所の雷親父や親の手元を離れてもたくさんお説教をしてくれる地域がありましたが、今やればただの不審者です。
私も雷親父にはしょっちゅう怒られていました。たまにもらうお菓子とか嬉しかったけどなぁ。。。

でも、もうそういう地域のつながりは形を変えています。
いろいろな事件とか歴史の中で変化しています。

そういう部分を正しく理解して、ここで〜〜を学ぶ、という形を作っていけばいいでしょう。何も子どもを責める必要はなくて、以前の形ではなく教室などの守られた環境の中でしっかり教えてあげればいいですよね。

 

 

 

僕の”パンチライン” 子どもの育成に関わって

パンチライン、と言っていますが、私のこれはどうしても子どもに伝えたい!!!!というメッセージが常にあります。

自尊心・自己肯定感を育む!!!これに関わります。

まさに「最近の子どもは自尊心が低いね〜〜」
いや社会の責任でしょ!
ってところです。

子どもが、というより、「日本は」です。

そりゃ私だって自分に自信があるわけではありません。
でも、自信のない自分をしっかりと認めて、好きでいることも大切ですよね。
大人の人から聞くこともあります。自分はーーーだ。ネガティブな意見、必要ないですよね。
これができない。というのはいいんですよ。できるようになればいい。子どもでも大人でも一緒です。
子どものうちはできないことが多くて当たり前です。そこから学びを深めて、広げていくところで自分のことを一つずつ好きになってくれればいいですよね。

こんなことができるね!すごいね!!!!
子どもにとって一番の栄養じゃないですかね。

だって、大人だって人に認めてもらえると嬉しいですもんね。

私はスポーツを通じて子どもの自尊心を伸ばしてあげるのが仕事です。
時には子どもが対象だけではありません。

一個ずつ、できるじゃん!!!すごいじゃん!!!を伸ばしてあげることを、どんな手を使ってもしてあげることが努力で、子どもがしっかりと自分を認めて、感じて生きていけることが成果です。

自尊心や自己肯定感を学びにつなげてあげるコーチングがやっぱり大切だと日々感じます。

 

 

 


小学生の頃にどんなものに出会って、どんな人に囲まれて育っていくかってすごく大事だと思います。

 


時間は戻れないですからね。

こどもの「楽しい」に夢中になればいいですよね。

 


ぼくもいつも夢中になっています。