Basketball Diary

バスケコーチのブログです

入浴のススメ!「HSP(ヒートショックプロテイン)」

本日のように雪がチラつく寒い季節・・・・
お風呂に入って温まりたくなりますよね。

日本人は昔からこの入浴という行為が身近で、
実は体にとってとてもいい行動なんですよね!

 

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本日はそんな入浴がもたらす効果について書いていきたいと思います。

もちろん、アスリートにとっては欠かせない習慣ですよね!!!

 

 

 

1、入浴がもたらす効果

入浴をすると、体の毛細血管が拡張します。毛細血管が拡張しているということは、血の巡りがよくなるということです!
実際に新陳代謝が促進されるわけですが・・・

新陳代謝と言っても難しいですよね。。。

簡単に説明すると、古い細胞新しい細胞生まれ変わるということです。

入浴すると、この新陳代謝が高まります。
古い細胞が新しい細胞に生まれ変わると同時に、毛細血管の拡張、血行の促進により体の老廃物は取り除かれていくわけですね。

この老廃物を取り除くプロセスの背景には、湯船内にある水圧も影響してきます。

この水圧は、浮力効果と呼ばれ、マッサージ効果を発揮していると言われています。

これだけでも十分に入浴の素晴らしさを感じることができますが、まだあるんです!

 

私が入浴について最も注目すべき効果が「心身へのリラックス効果」です。

入浴するとホッとしますよね。
これは心に素晴らしい休息を与えているのです!

どんなに疲れても、湯船に使った時に「ホッ」と一息つく時に多くのストレスは一時的に解放状態になります。

心に与えるリラックス効果って日々の生活中でなかなか得ることができないです。

でも実は、お風呂で毎日得ることができるんですよね。

 

意識してみると物凄く貴重な休息の時間なんだなと実感できますよね。

 

 

 

2、HSP(=ヒートショックプロテイン)効果

HSPって何だろう?』

って思う方がほとんど?であまり聞きなれない言葉ですよね。

 

HSP(=ヒートショックプロテイン)とは

痛んだ細胞を修復するタンパク質のことです。
タンパク質・・・最近たくさん出てくる単語ですよね。
先日の栄養セミナーでもたくさん出てきた、体を作っているタンパク質!

体に熱ストレスを与えることによって体内で生成されるタンパク質なのです!

熱ストレス・・・と聞くと何だか体に悪いイメージですよね。
でも、いい効果をもたらすのです!!!

人間は入浴しなくてもやっているんです。発熱した時って体温が38度くらいまで上昇しますよね。38度って免疫細胞も活発になるとか何とか・・(専門外です)

このHSP免疫を強化したり、乳酸の発生を遅らせることができる優れた成分なのです。

 

このHSP、ぜひとも生成し続けたいですよね!
インフルエンザなどの感染症や風邪も予防したい季節ですよね!

優れたことに、HSP1週間ほど体に残るのでとても便利です!!

でも、残念なことに効果を発揮するまでに2日〜3日ほどかかってしまうのです。

 

入浴した直後に効果が出るわけではないのです!
即効性はなし!!!

 

このHSPを作るために適切な入浴方法を整理しておきます。
※前回のブログで交互浴について書いた気がします。が、入浴方法は異なります!

 

でもその前に、
「入浴の効果」HSPについてまとめておきます。

 

入浴は、

・血行の促進

・マッサージ効果

・新陳代謝を高める

ことにより体の疲れを癒し、心身にリラックス効果をもたらす

 

 HSPは、

・体温が38度の時に生成される

・免疫の強化

・痛んだ細胞の修復

・乳酸の発生を遅らせる

・入浴した2〜3日後に効果が発揮される

・1週間ほど体に残る

 

 

3、入浴方法と注意点

 

さて、入浴方法です。
方法というよりは意識することに近いですが、

体温を38度まで上昇させることです。

 

厳密に行うならば、入浴前に検温して、入浴後にも検温です。
そんなの無理だ!!!という方もいらっしゃいます。

例えば、平熱が低い方は、35度台の人が38度まで体温をあげるのは少し気合いが必要です。

そんな時は、体温が1,5度上がるくらいでいいのです。

 

実際にどういう状態かというと、

血色がよくなって、汗をかく程度です。

 

わかりやすいですよね。
お風呂場に鏡はありますよね。

 

のぼせ過ぎには注意ですよ!!!

 

汗をかきますし、水分は消費されます!
入浴前の水分補給は欠かせないです。

 

ポイントをまとめます!

 

・入浴前の水分補給
・平熱から+1.5度を目安に
・40~42度で20分入浴
・体温の上昇をチェック(舌下温を測ると深部の体温を測ることができます)
・入浴後は冷やさない、温めすぎない
・2〜3日に1回でOK

 

 

 

長時間の入浴は体にとって負担になってしまうので、避けましょう!
交互浴も同じです!

 

 

さぁ、日々の日常でどこまでパフォーマンスを向上させる工夫ができるか、
アスリートの楽しみでもありますよね!

 

ここまで偉そうに書いてきましたが、私はもっぱらシャワー派です!
でも、入浴は好きなので銭湯に週1では行きますし、意識して入浴も1週間のうちに行います!
私なりの楽しみは好きな音楽をかけながらシャワータイムを楽しむこと!
ゆっくり湯船(自宅)に浸かる時間は、ワールドワイドなオーディション番組「GOT TALENT」をみて感動しながらリラックスしています(笑)

自分なりにOFFの時間を意識して積極的な休養をとることはとっても大切だということが私のパンチラインでした。