子どもスポーツ「やっぱりコーディネーション」
こんにちは
今日は自主練習時間や朝練、リングがない環境でも行うことができるミニゲームやそのミニゲームに織り交ぜてあげたいコーディネーショントレーニングについて少し触れたいと思います。
最近はどんなスポーツにおいてもコーディネーショントレーニングの重要性について取り上げられています。
まず、大前提として
選手を育む「画期的な練習」なんてものは存在しないと言えます。
それがどういうことかというと、
「この練習を行ったら上手くなる」
というのは半分正解で半分不正解と言えます。
大切なことは、
練習の意図を正しく理解して行うこと
練習の目的を達成するためにポイントを意識すること
でしょう。
コーディネーショントレーニングは、
7つの要素から成り立ちます。
「リズム能力」「バランス能力」「変換能力」「反応能力」「連結能力」「定位能力」「識別能力」を育むトレーニングになります。
どんな練習も負荷や強度を工夫することでコーディネーショントレーニングになり得ます。
こちらのウェブサイトがとてもわかりやすく解説しているので
良かったら覗いてみて下さい!!
https://www.meiji.co.jp/sports/savas/savasjunior/training/training3.html
でも、
コーディネーショントレーニングって何をすればいいかわからない・・・
そんな声をよく聞きます。
また、
どんな練習も子どもが楽しいと思わないと取り組んでくれないのが現状だと思います。
小学校低学年は特に、
集中できる時間が短ければ理解力も低く、
指導に苦戦されている方も多いかと思います。
コーディネーショントレーニングって言われると
少し難しく捉えられるかもしれませんが、
実は昔から取り組まれていました。
その多くは、
「遊び」の中にありました。
子どもは遊びの中でコーディネーション、つまり「運動能力」を育んでいくわけです。
大人はそんな遊びをオーガナイズしてあげると良いのです。
私はメニューをこのブログに出し惜しみしていますが、
例えば朝練で行なっているのは、
マーカーを各所に配置して、2チームの別れてマーカーの取合いをします。
ボールは1つ、持っている選手だけマーカーを取ることができます。
攻防は流れの中で行うのではなく、野球と同じようにおもてと裏で行います。
ルールはバスケットと同じルールで行い、多くマーカーを集めたチームが勝ちです。
DFは相手がとったマーカーを奪うことができるし、ボールを奪った時点で相手の攻撃ターンが終了になります。
これだけの単純な遊びですが、非常に奥が深く、選手は楽しそうに行います。
マーカーを持ったままのドリブル状態はDFに圧倒的なアドバンテージがあります。
しかし、OF側にもたらす練習メリットも多く、ルックアップはもちろん、どこでボールをつけば相手に取られないか、ダブルチームに寄られたらどこにパスを出せば良いかなどいろいろな練習へと発展します。
ゲーム性がもたらす工夫や通常時とは違う体勢での練習、複合的な要素をれレクリエーション、遊びの中で育みます。
また、ここでできないことが練習での課題につながるわけです。
コーディネーションを育むところでいろいろな練習に発展していきます。
子どもは、遊びの中でさえ本気で勝ちたいと思うので
非常に良い時間になります。
実施してみるといろいろな課題が見えてきて、
こうしてみよう!という試行錯誤が練習の中で見えてきます。
それは大人子ども関係なく、新たな課題や新たな能力を身につけ、達成するプロセスになります。
だからこそ、子どもにはコーディネーショントレーニングをレクや遊びの中で取り入れていく工夫が必要になるのです。