シュート決定率を支えるものは!?
こんにちは
前回のブログ、
『負けたことあるということががいつか大きな財産になる』
で触れていますが、
勝ちゲームを落としてしまう要因が必ず存在します。
なぜ負けてしまうのかというところを分析していくと
必ずその要因は『数値』に出てきます。
フィールドゴールパーセンテージ
リバウンド数
ファール数
ショットアテンプト
いわゆる
スタッツですよね。
育成年代にはあまり普及していないですが、
サブスコアをつけていくと数字が出てきます。
試合の流れ、ゲームプラン、様々な要因、要素があるゲームですが、
数字に出る部分はしっかりと分析する価値があります。
なかなか数字の向上が難しく、センスなんて言葉で片付けられてしまいがちなショット、私もこれに泣いていますので書いていきます。
そこで、私が普段から目をつけているのがフィールドゴールパーセンテージです。
ショットを正確に決めることは
どのポジションの選手にも求められるし、
子どもは特にシュートを決めることが楽しいですから、
しっかりと教えてあげると気持ちも盛り上がると思います。
でも、子どものうちにしっかりと身につけなければいけないことでもあります。
シュートに対しての
私の考えは、
『癖なんていらない』
アメリカではシュートは徹底的に科学されます。
カリーのシュートがなぜ入るのか、コービーのショットがなぜ決まるのか、
試合の局面は常に変わり続けて、その状況に応じた選択肢が成功率の裏側の全てです。
でも、指導者の目線に立つと、そんな瞬間を作り続けて練習することは難しくて、どうしても下の流れを追う形になりますよね。
①シュート基礎練習(ステーショナリー)
↓②シュート基礎練習&移動など動作を伴うもの
↓③シュート練習&選択を伴うもの
↓
④シュート練習&負荷を伴うもの
↓
シュート練習&実戦形式
この流れで練習を行うしかないのがシュートの練習で、
この練習の流れにビデオ撮影や器具を用いたりと様々な工夫を凝らしていることかと思います。
あとは、圧倒的な反復練習、数がものをいう!みたいなところも必ずあると思います。
そこで考えてしまいます。
時間がなかなか取れない中でチーム練習時間を割いてまで、
シュート練習をしなければ伸びないのか・・・・
私の結論は、
チーム練習で行うシューティングは大切だと思います。
アウトサイドのショット練習は特に必要です。
チームのリズムでショットを打つことが大切なので、
チームオフェンスの中でのシュートドリルは入れてあげてもいいかと思います。
あとはフィニッシュ関係のドリルももちろん、
そこまで時間は取らないにしても入れてあげたほうがいいですね。
ゴール下のフィニッシュはチームでこうする!!!
みたいな共通認識があるといいかと思います。
体の寄せ方、当て方、などなどチームメイトで共有できるといいですね。
結論はやるべき!
と言いましたが、そのレベルに持っていくまでの工程は自分で積み上げなければいけません。
ココ、自主練です。
私のU15クラブでは、そのプロセスを徹底的に指導します。
負荷を与えながら、バリエーションを持たせながらショットにアプローチしていくことを心がけています。
私がアメリカ留学で学んだ部分でもあります。
でも、向こうでめちゃめちゃに基礎練習をしているときに
感じたことを昨日思い出しました。
徹底的な自主練習は科学で証明できないパワーを発揮します。
ビッグショットの裏側にはドラマがある・・・・
ではなく、どんなショットにもドラマがあるんです。
自主練で作り上げているのは、
シュート成功率なのか、人格なのか
もしかしたら後者なのかもしれない。
最近はそう思うようになってきました。
最近はスラムダンクを題材に記事を書いているので、
湘北高校vs山王工業
試合を決めたブザービーター
三井の3Pとボーナスショット
流川の1on1・・・・
回想シーンで心を掴むのは練習の景色、
チームの絆
練習で育んでいるのはスキルだけじゃない
日本のバスケットマンはそんなことを自然と学んでいるはずです。
桜木のブザービーターは
彼のイメージではIH決勝のvs名朋
山王戦で実現しているわけです。
イメージを持って取り組んだ自主練習の
イメージ通りのシチュエーション
これが練習に必要なメンタリティーですよね。
もう大体の方は、
私がお伝えしたいことがわかっているかと思います。
練習の中でどんな物語を作っていけるか、
どんな信頼関係を作って作っていけるのか、
とても大切です。
僕は高校時代に
毎日欠かさずの5kmランの後に1時間半シューティングをしていました。
中にはさせられている選手もいました。
受動的か能動的かなどのスタンスの差は当たり前に
違う物語を作ってしまうし、
僕はシューターではなかったけど、
シューターよりシュートを決めていた。
これは、事実であり結果でした。
それは、自分の物語のなかで、チームというドラマの中で自分こそが試合を決定づけなければいけない選手だったからです。
僕が高校に入学して初めて出会った先輩は当時の京北相手に一人で何十点もとってしまう化け物で、本当にそうなりたいと思って毎日いきていたし、
高1で見たIH、ウインターカップで当時藤枝明誠の藤井選手、IH得点記録を叩き出す化け物なスコアラー、、、
全部真似して、全部吸収してやろう、先輩のドラマが自分のドラマだと思っていたので
そんな高校時代だったんだろうと思います。
さぁ、ショットが苦手な選手はこれからの練習、生活をどうするかな???
大人、そんな選手たちのドラマを見たくて一緒にいるのだと思います。
読者ボタンから、読者になって
記事を簡単にチェックできるようにできます!!