Basketball Diary

バスケコーチのブログです

リザーブの選手が頑張りたいこと

こんにちは

 

今日も名作スラムダンクから
記事を書いていきたいと思います。

 

 

コーチはリザーブの選手にも活躍する環境を作ってあげたいと思いますよね?

 

f:id:mike_pop:20190524095912j:plain

 

主人公桜木花道
素人ながらスターティングメンバーを獲得するわけですが、
彼はチームのために持ち味を生かしつつも、シーズンの中でチームの戦力として勝利に大きな貢献をします。

 

彼はもちろん最初からスタープレイヤーではありません。
それにおそらく読者を巻き込んで、一緒に成長を楽しんでほしいという作者の思いもあり「素人」という設定なのかとも思います。

 

彼の成長からリザーブの選手がどんなことを一生懸命に頑張ればいいか、ちょっと書いてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リザーブ、控えの選手はチームにおいて大切な使命を持っています。

 

それは色々な観点からみても大切な役割です。

 

 

まず、大前提としてバスケットは5人で戦うスポーツでないということ。
交代をいつでもすることができるスポーツはチームの総力、とにかくチーム力が求められます。

 

NBAでさえ、オンザコートの5人がみんなスタープレイヤーというわけではないですよね。
人々の憧れは、やっぱりなんでもできる器用で上手な選手、OFもDFも要になるような存在を目指していきます。
その気持ちはよくわかります。

 

でも、日本のチーム構成は複数学年から成り立つ学校の学年システムをそのまま使っているわけですから、多年代によって構成されていることが特徴で、どんなにうまい選手でもリザーブの経験、6マンなどベンチスタートになる経験をしますよね。

 

 

その中で、ではどうやって自分のプレータイムを伸ばしていくか、
成長はやはりどれだけプレータイムをもらって実戦経験を積んでいくかになってきます。

 

 

私が言えることは、
ワンポイントでもいいから自分の持ち味を明確に、アピールすること。

 

 

f:id:mike_pop:20190524100917j:plain

 

桜木花道の持ち味は「圧倒的リバウンド力」ですよね。

それは作中序盤から変わりません。
彼はリバウンドを極めていくことで次に自分に必要な能力や課題を見つけていきます。
IH予選では、自分のリバウンド力をだんだんと実感し、それから外れるような無理なプレーを選択肢ない様子も描かれています。

 

ライバルは流川、最強ルーキーは器用になんでもできる選手で、そんな選手に嫉妬しながらも自分の武器を磨いていくわけです。

 

 

シュート、パス、リバウンド、DF、ルーズボール、ドリブル、1on1、声出し、ファストブレイク・・・・

 

 

バスケットの動き、プレーは細くわけいくと本当に複合的、様々なプレーがありますよね。
そこで、自分が何ができるか、何に秀でているかを確認してみましょう。
その中で自信を持ってアピールしていきましょう。
自分の武器になっていきます。

 

目標はもちろん、スーパープレーヤー!!!
でも、できることを1つずつ徹底して行うことです。

 

スーパープレーヤーも実は1個ずつできるようになっているのですから。

 

 

桜木花道
リバウンドを軸にゴール下のシュートや最後にはジャンプシュートまで身につけいきます。
そしてあまり取り上げられないですが、DFでもとってもいい仕事をしているんですよね。

リバウンドを取るためにはどうすればいいか?
相手を守るためにはどうすればいいか?

 

彼は意外にも考えながら取り組んでいるんですよね。

 

 

 

自信があるものが一つ、
リバウンドだとすると、コーチやチームは

この時間リバウンド欲しいなぁ〜〜〜〜

あなたの出番ですよね。

 

でも、リバウンドだけでいい選手なんていないですよね?
守って、攻めていかなければいけないですから。

 

 

じゃあそこで何をするの??

 


ここがまさに次のステップですよね。
ここであなたのライバルを出し抜くポイントです。

 

 

 

 

f:id:mike_pop:20190524102029p:plain

 

 

 

とは言いつつも、
チームメイトとのバランスは必要です。

 

 

時にはアクシデントを引き起こしてしまう結果になるかもしれません。

 

 

f:id:mike_pop:20190524102114j:plain

 

 

でも、失敗した時桜木がどうしていたかな?

考えてみるとわかります。

 

 

vs山王工業で桜木ー流川のターンオーバーの後、桜木が何をしたかは皆様ご存知ですよね?

 

 

答えは一つです。

 

 

そうDFで取り返せばいいだけです。

 

 

OFのミスはある意味仕方がないものだと割り切っていいと思います。
それだけトライした方が良い結果に繋がります。

 

 

 

前の記事で

tanimu.hateblo.jp

 

でも触れていましたが、
ドラマがある選手、それだけ積み重ねを行った選手にはやぱり力があります。

 

それと同じでリザーブ控えの選手大きい印象的なプレーをする、そんなドラマティックな展開を誰もがみたいです。

 

 

 

一つだけ忘れないでもらいたいことは、

 

ルーズボールだけは誰にも譲ってはいけないものだということです。

 

 

リバウンドも・・・と言いたいところです。
いえ、リバウンドもです。

 

リバウンドは確かに技術が必要、経験も必要、、、
でも、気持ちの部分の話です。

 

 

リバウンドルーズボールゲームを変える力がある。

 

 

f:id:mike_pop:20190524103109j:plain

 

 

 なぜかって、
人々感動を誘う、魅力のあるプレーだからです。

 

ルーズボールなど球際の強さ、勝利への執念、熱い気持ちは
他者に影響を与えますよね。

 

 

オンザコートでわかりやすくハッスルしている姿は
やっぱり凄みがあります。

 

仲間にもその心は伝播します。

観客にも伝わっていくんです。

 

 

 

湘北高校が山王工業に勝ったのは、
チームの力だけじゃないですよね。
むしろチームの力では負けています。

 

描写にもありましたが、
観客が「山王が負けるところ見てみたくなった。」とあるように
もう一気に会場を巻き込んで湘北ムード、
これこそがバスケットの面白いところでもあり、真髄でもあるわけです。

 

それが感動ですよね。

 

 

結論は、

メンバー、ベンチ、湘北ファン、観客(応援)も含めた全員で勝ち取った勝利なのです。

 それがみんなが見たかったもの、ですよね。

 

 

 

 

 

 

さて、これを読んでいるあなたは
リザーブかもしれないし、スターターかもしれないですが、
どんなプレーをしますか?

 

 

今、Aチームで活躍していても、
忘れてはいけない、あなたの成功を掴んだきっかけのプレーがありますよね。

 

 

それがあなたのシグネイチャームーブ、オリジナルだと思うし、
大切にしなきゃいけないプレーですよね。

 

 

では、リザーブの選手たちは何を頑張りますか?
下級生は何を頑張りますか?

 

 

 

どんな選手も始めからずっとゲームに出っ放しではないですよ。
人は皆、素人からのスタートです。

 

 

一個ずつ、掴んでいくんです。

 

 

桜木が教えてくれたこと
忘れずにいきましょう!!!!

 

f:id:mike_pop:20190524105307p:plain