Basketball Diary

バスケコーチのブログです

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こんにちは

 

今日は2つ目の記事になります。

最近はバスケのお話が多かったので、少し違う活動から書きます。

 

皆さんにとって居心地のいい場所ってどこですか?

 

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慣れ親しんだ場所、家族、地元、級友、
人は色々な人と関係性を築き上げながら生活をしていきます。

 

 

しかし、必ずしもそういった環境に出会えるわけではないですよね。

 

 

今回は、仕事先で色々なお話を2時間ほどさせていただいて感じたことを書きます。
児童育成、支援という観点、リーダーシップについて
そんなところを書いていきます。

 

 

 

 

 

 

社会生活を営まないと生きていけないのが人間です。

大人になれば、よりその関係性を構築することが複雑化したり、苦労も多いかと思います。

 

 

聞きなれないかもしれないですが、
最近の子どもの生活・発達環境では新しい価値観というかシステムがあります。

もちろん大人の中にも、そういった集団に馴染めないという個性を持っている人や集団生活を苦手とする人もいるでしょう。

 

 

個性などの部分だけでなく、
どうしてもこの人たちは苦手だ・・・・という人もいるかと思います。

 

 

思春期の子どもたちは特に多くの悩みを抱えていて、
居心地のいい環境や自分の『居場所』に悩む時期かもしれません。

 

 

居場所というのは必ずしも居心地がいいわけではありません。
集団に属すことで居場所はできます。

 

 

馴染める、馴染めないという問題をまず伴います。

 

 

教室に馴染むことができない・・・
環境に対応できない・・・
どうしても嫌いな人がいる・・・

 

 

など内側で抱える問題は大きかったりします。

 

 

子どもも一緒で、
現象には必ず理由があって

解決できない何かがありますよね。

 

 

私のことを少し話すと、
まずバスケチームに属していたこと。

 

居心地のいいチームと悪いチームは必ずあります。

 

そのギャップに何があるんだろうって少し考えてみました。

 

 

『理想の自分』『現実の自分』
の間に原因があるのではないかなと思います。

 

 

自分はチームの中でこういう選手だ!!!
というのと、

周りから見て
お前はこういう選手だ!!!


というところでギャップが生まれると居心地に関わる気がします。

 

 

 

その居心地は時に、居場所を奪います。

 

 

 

これは、リザーブの選手がなかなか育たない

という悩みを抱えていらっしゃる指導者の方にも言えることで、
子どもは集団で生活する時に常にマウントを取り合っています。

 

 

自尊心を保つためです。


自分と他者を比較した時の優劣で自分の尊厳を保とうとします。
たまに大人でもいますよね。

 

所得で私の方が稼いでいます。優れています。
という人。


これは、確かに優れているとは思うんです。
でも、それは「社会的に」(金の評価=社会の評価だとすると)優れてはいると思うんですよね。

 

 

でも、人間として優れているかというのは金では計れないですよね。



そもそも人の良し悪しって一概には計れない、計る必要すらないものですよね。

 

 

競争社会でみんな心すり減ってるんですよ。

 

 

子どもの社会も同じで、
自分自身を守るために、人より優れようとするか、その競争に参加しないかのどちらかになると思うんです。

 

 

ポイントは、その競争に敗れる時。
つまりギャップが生まれる瞬間ですよね。

 

 

居場所を失わせてしまうか、
バスケで言えば活躍する環境を失わせてしまうか、という部分。

 

 

 

子どもは「あっ合わない」と思うと
「もう自分なんてだめだ」
と思うのが早いです。

 

 

何故ならば、今は環境が多様化して選択肢が多いからです。
あと何より大人がそうさせた方が楽だからだと思います。

 

 

親の口癖ランキング1位は
「いい子にしなさい」

 

だと個人的に思ってて、
私は別にいいこではなかったので、いい子にしなさいなんて言いませんが、
いい子にしていると見えないことが多かったり、
学べないことも多かったりします。

 

 

謝れない子ども
っていますよね。

 

 

まぁ謝れない大人もいますけど。

 

 

 

 

話はだいぶ外れましたが、

 

 

居場所サイドはどんな気持ちでいればいいんだろう、という部分です。

 

人はルールによって社会を作りますし、
それを束ねる人が絶対にいます。

 

 

どんな人についていきたいかな??
どんな人なら・・・・


少し考えたいですね。

 

 

これ、『ギャップを埋める人』だと思いませんか?

人ってメンタル面でギリギリの時、
理想と現実の間で相当ストレスを抱えませんか?

 

 

子どもにいうんですけど、自分もできていないんですけど、
「強さで人を束ねるな!魅力で人をまとめなさい」
キャップテンに毎年このような言葉をかけるようにしているんですけど、

この魅力の部分で、
集団の中の自分を肯定してくれる存在がいれば、環境って絶対に変わるんじゃないかなって思うんです。

 

 

もちろん、改善、伸ばすという観点も必要ですけど、
短所を伸ばすより、長所を伸ばしたい。
そう思うんですよね。

 

 

 

特に私みたいに支援系の仕事をしているならば、余計に短所に目を向けるより、長所に目を向けなければいけない。

 

嫌いな人の嫌いな部分を見つけるより、
長所を見つけた方がよっぽど付き合いは楽になると思うんです。

 

 

 

 

居場所って自分で探して見つける方が圧倒的に多いですけど、
居心地って自分を含めた周囲が作る部分で、


私は居心地をよくするために、
周囲の人を巻き込んで生きていきます。

 

みんなにとって居心地のいい空間は、
みんなの協力なくしてはできないし、

そのための苦労は生きる上で大切な苦労だと思います。

 


そんな素敵な社会があればいいですよね。
自分を大切にするためには他者の力が必要ですよ。

 

 

 

時に守ってくれて、時にその人たちのために本気になれて、
そばにいてあげられて、それが『居場所』になればいいですよね。

 

居場所は、居心地の良さが加わってHOMEになるんじゃないでしょうか。

 

 

素敵なチームには必ず人が集まります。
バスケだけじゃなくて、そんなチーム、地域を作りたいですね。