他人は自分を映す鏡だよって
年度末や新年度を迎えるこの時期になるとやはり、新たな出会いがあったり、別れがあったりします。
進級や新しい環境へのステップアップなど大きな成長ポイントを迎えるのは大人も同じですよね。
色々なことを感じるこの時期の事はしっかりと文章にしておきたいと思いました。
先週末は私自身のバックグラウンドを振り返る機会になりました。
まず、中学校での人との関わりは大人や子どもなど関係なくとても貴重なものだと感じます。
社会性を獲得するのもそう、自分をしっかりと見つけることもそうです。
大人へと成長していく上で非常に重要な時間だったと思います。
中学生時代は特に不安定で、悩みがたくさんあったし、嫌いな人ばかりでしたね。
自分の考えと合わない人間は排他する傾向にあったと思います。
特に尖っていたのが中学時代でしたね。
というのも、昨日は地元友人の結婚式で、地元の人と疎遠な私にとっては同窓会にも似たような、もちろん式としても素晴らしい一日でした。
結婚っていいなぁと思いますし、来ている女性はみんな綺麗だし、友達もみなピシッと決まっていてカッコイイなぁって。
なんか、オシャレしてみんなで出掛けるなんて気取っちゃってまだ慣れないですけどね。
正直、忙しいのもありましたが、
自分が向かいたい将来像と、まぁ一般的な若者が持つ将来像との間に私は方向性の違いというか、私はだいぶ遠回りをしたいタイプだったので関わる時間はどんどん減って、今暮らしている環境もだいぶ違うので自然に離れてしまっていたのですが、またこうして友人の幸せに繋ぎ止めてもらう絆があるんだなぁと感傷に浸ってました。
さて、中学の頃の話でしたね。
私は誰にも何事でも負けたくないタイプで、そりゃもう勉強もバスケもなんでも人と比べてマウント取りながら、お山の大将していましたね。
そんな小~中の私にとても多くの大人が関わってくれました。
『他人と比べてどうするの?他人は自分を映す鏡だよ。』
よく数学の先生に言われていた言葉でした。
自分らしくあることや素直な部分をしっかりと出して人と向き合ってほしいとよく先生に言われていました。
私は捻くれていたので、分かった!やってやるよ!と大人が好きな子どもを演じるように優等生キャラでやろうと思ったのが中2でしたね。
そしたら、友達がいなくなって悩んだりもしたものです。
でも、だんだんと人を見る目みたいなものは変わっていきました。
人の嫌いなところばっか取り上げては意地悪をしていましたが、だんだん人の良いところに目がいくようになるんですよね~。不思議なものでした。
そこから大人になるにつれて、特に大学生の頃は凄い人の側にいようと思うようになったり、自分にとってメリットのある人について行こうと思うようになり、いろんなことを学びました。既に友達はおじさんしかいなかったですね。
自分を映す鏡って、
反面教師にしなさいって事だったり、
当時の悪い自分にとっては
『お前も完璧ではないんだぞ~』
みたいな意味で捉えていたのですが、
だんだんと本質に近づいてきた気がします。
昨日は
成人式以来のーと冒頭で書きましたが、
地元の同輩たちはみなそれぞれの道を歩み始めていました。
ついこの間の20代がスタートした頃なんてようやく進み始めるぞ~!将来こうなりたいぞ~!というなんとも若者らしい、希望や期待で胸が膨らんでいる状態でしたが、20代も中盤になるとだんだんと世の中が分かって、責任を持つようになって、それこそ自分の道を進み出している、そんな時期なんだなと感じます。
仕事を変えたり、ステップアップを目指したり、家庭を築き始めたり、大人の階段を上がっているなぁと思います。
そんな同輩、友人を見ていると
今まで自分がしてきたことや歩んできた道のりがなんとなくフラッシュバックしてきました。
私のことで言えば、
始めて税務署に個人事業主の申請をしに行ったのがもう3年前、去年法人になって、都庁に行ったなぁとか、怖い職員さんとか、親切な税理士さんとか、男前な女社長とか、初めて就職した職場の上司、先輩とか、思い出と学びと色々な出来事を思い返しました。
みんなそれぞれたくさんの経験をして今がある事に、改めて自分を見つめる機会になることが
『映し出す鏡』
の正体だな~、とまた言葉に育てられた気がします。
ここまでやってきてよかった。と心から思える今は幸せ以外の何者でもないですよね。
自分を磨いたり、決意を固くしてくれたり、踏ん張らせてくれるのはやっぱり他人なんだなと思い知らされた訳です。
よく、同一化といって憧れの人になりたいと思う心が思春期にはあると思うけど、
それはそれ、気持ちは大切にして憧れている人こそ自分の鏡にしてみるといいと思います。
人からよく見られたい!そんな気持ちも必ずあると思うけど、自分は自分。
よく見せないと見てくれない人なんてその程度ですから、等身大でいいと思います。
思春期の子どもたちは、自分をしっかりと見つめて自分の道を見つける旅にしっかりと出る事です。
私だってまだまだ、どんな大人になるのかなぁ~って不安もたくさんですからね~。
書き出せば書ききれないトピックとまとまりのない文章ですが、今日は電車移動も多く思いを馳せる1日になりそうです。