Basketball Diary

バスケコーチのブログです

大人の期末・・・ということで

色々な活動が身を結び、1年目・・・を終えます。
色々なことを振り返りたいと思います。

赤裸々に、等身大に書きたいと思います。

 

 

期末・・・というのも、
バスケの教え子たちのためにというよりは発端は地域のこどもを巻き込んだクラブを作るというところから一念発起、NPO法人を立ち上げた話からですね。

2015年に大学卒業年に、学校がなければバスケができない環境をアメリカ留学帰りにカルチャーショック?というか現状のバスケ環境に少しギャップを感じて、それこそ育成年代のバスケ環境をせめて自分が住んでいる地域だけでもと活動をはじめました。

まずは社会人から、と身の回りの選手たちを集めて協力者を募りました。
でも、社会人こそ難しく、自分が競技する環境があれば良い!という至極当然な価値観に悩まされます。
特に趣味バスケは「金をかける必要がない」ため、運営も正直難しいです。これが感じたことです。

 

そこで、考えをシフトしました。
育成年代の教育に力を入れることは、これからのバスケ界を作っていくと思いました。
私が伝えたいことをしっかりと次の世代に繋いでいくこと。
バトンを次の代に託すことにしました。

 

私が作ったはずのクラブは、いつしか違う価値観のもと大人が集まるようになり、私の思惑とは外れて行きました。
その頃、プレイヤーではなく、指導者でやっていく決意とある程度結果を出すまでは自分のプレーは指導の時間に当てようと思いました。

 

育成年代を本格的に見ようと、ちょうど各方面からお誘いがあったので、とりあえず勤めていた会社はやめました。

もと勤務先や地元の方などの繋がりがあった会社に入りはしましたが、常勤職員では見切れない、ということでかなり都合のいい形や自分の法人を使った形でやりくりさせてもらっています。

仕事は気がつけば、どっぷり児童福祉、子どもの発達環境を支える仕事や子どもを育んでいく仕事を気がつけばしていました。

これは指導にも生きることで、今思うと選択は間違ってなかったと思います。

 

25歳で色々感じたことがあります。

子育てシーンに子を持たずに飛び込んで・・・・
子育てと仕事を両立させることは非常に大変なこと。自分の子どもではなく、仕事として行なっていてもプライベートと仕事さえ両立できません。
とは言え、みんな我が子だと思って接しているので私は仕事をしているというより、子育てを勝手にしている印象です。

 

社会的にいうと、児童福祉の仕事、教育もそうだと思いますが、行政サービスが中心で他の業種と比べると単価は非常に安いと思います。
世の金持ちにはなかなかなれない業種です。

でも、たくさん子育てできることは非常に幸福感を感じます。

子どもたちの夢を一緒に見れることや出来ないことが出来るようになるだけで嬉しいものです。
「どんなに疲れて帰っても我が子の寝顔を見ただけで疲れを忘れるお父さんの気持ち」

を感じているのだと思います。

 

私は「子育てサービス」にバスケを利用しているんだなと思います。
ここまでの活動で、私が教えた子でバスケを嫌いになって辞める子はいないこと、バスケが伸びなかった子はいないこと、この二つは自負があります。

 

真面目に向き合って、根気を持って向き合い続けるスタンスは変えないつもりです。
それは恩師がそうしてくれたからだと思います。

いい恩師に巡り合っているから、いい指導ができると思っています。
あとは、恩師を超えるだけ、と結果にこだわりたいです。

 

学びは、「心が育む」

心がいつでも子どもの成長を作っていくこと。大人ができるのは刺激を与えること、限界を限界にしないことだと思います。
可能性に投資し続ければいいんだと思います。

 

 

投資・・・という単語を使いましたが、
今年は自分のカネ、時間を投資しまくりました。

気がつけば、独身を極めているし、気がつけば莫大な資金を突っ込んでいることに気が付いた期末です。
究極の慈善事業を極めてしまいました。

 

でもやっぱり、いくら私が突っ込んだところで、
ボランティア活動レベル・・・満足な環境かといえばそうでもないです。
やっぱり資本主義なんだな・・・と思うようにサッカーのようなクラブ環境に憧れます。プロコーチを揃えて、完璧な指導環境、設備が欲しいです。
企業の皆様に助けてもらって、子どもの育成にもっと乗り出してもらえれば、一緒に子どもの成長を楽しめる環境をバスケでもしっかり作っていきたいです。。。

そういう点ではNPOの利点を生かせていない私の魅力不足ですよね。
しっかりと経営しないといけない、良心だけではどうにもならないことも気づきました。

 

そろそろ自分の将来も考えないとな、とふと気づきます。
まぁ来年度考えましょう。

 

 

バスケの指導は、多くのカテゴリーを見させていただいた、ご意見やご指導いただいたこともあり、大体のメソッド、システムは完成してきました。
あとは、当てはめて行なっていくこととエラーをその度にチェックしていくことかなと。

 

だから、来年がすごく楽しみなんです。
今の子たちには申し訳ないですけど、指導者も毎年アップグレードされていくと思うんです。

でも、教え子たちのためにもどんどん成績を上げていくことが努めですよね。

 

やっぱり、指導は楽しい!!!!!
指導者を伸ばすのも「好き」という気持ちなんですよね。

どの子も自慢の教え子なんですよね。
育成年代は特に荒削りだし、へたっぴだけど可愛いんですよね。
そして、みんなちゃんと武器を持っているんですよね。
もっと磨いてあげたいし、みんなもっと面白いステージで戦って欲しいんですよね。

いくところまで行って、ちゃんと私のアメリカ留学みたいにボッコボコにくじけて踏ん張って、また立ち上がって欲しいです。

また新たな景色が見えるはずだし、人生がすごく面白くなると思うんです。

本当はこういう環境をクラブで作りたいですよね。
まだまだそこまで及ばないです。。。

 

巡り合わせにないつまでも感謝しなければいけないなと、思うものですが、
U15の一年生は部活動に所属しない子が多いです。
それでいいんです。

クラブとしては勝負の代なんです。
もちろん、他の代は部活動でもしっかり頑張ってもらえればいいですが、
クラブの先を見据えた時、この代でしっかりと「ブランド」として成果をあげなくてはいけません。

もっとメンバーを集めて競争環境を作りたい、もっと上のカテゴリーと戦って武器に磨きをかけたい、やりたいことはたくさんあります。

 

この代で梅丘さんみたいなすごいチームと戦いたいと本気で思っています。
次の夢です。夢というより目標です。

チームでそこまで向かえるか、が重要です。

 

今年度は難しいこともたくさんありましたし、
周りの人に助けてもらってばっかり、怒られてばっかりでしたが、たくさん学んだこと、感じたことがあります。

ここまで来るまで非常に困難が多かったです。
今もまだ、その真っ最中です。

会社を形だけ作っても、こんなにしんどいのか!!!と感じたのが正直です。
はっきり申し上げると、会社なんて作るもんじゃありません!

 

苦労9割・・・・
1割はいい経験させてもらっているなぁというのと、魅力ある経営者さんとお友達になれたことくらいです。
きっと容量のいい人だと楽しいのかもしれないですが、一人で全部やるのは無理があります。人並みの生活ができません。。。。
まぁこれも経験です。

 

かと言っても畳むわけにもいきません。
何をしてでも子どもたちの環境は整えていきます。

 

苦労が何割あろうが、もらっている幸せの方がでかいですから!
このままずっと続けて、死ぬときは教え子たちに囲まれて死んでいく・・・
そんな死に様であれば私の人生はOKです。

そこを目指して次期も頑張って行ければいいかなと思います。
次期はU15盛り上げるぞーーー!!!!!

 

 

苦労の中に幸せを見出していくことは、
人生を豊かにするはず!!!!

ということで、これからもみんなたくさん苦労してくださいね!
という投稿でした!特に新しい環境に飛び込む卒業生は頑張って苦労してください!