Basketball Diary

バスケコーチのブログです

【練習試合の重要性】年始遠征U-12

コンバンワ

本日もブログ更新します。

トピックは表題の通り、練習試合についてです。

 

 

改めて当たり前なことかもしれないですが、練習試合といえば選手の皆様やコーチの皆様にとっては非常に身近で、行うことも当たり前だよね!と思う方が多いかと思います。

 

私がU-12指導に携わり始めてから改めてハッとしたことやそもそも練習試合の重要性ってなんだ!?みたいなところを主観的な目線でパッと書いていきたいと思います。

 

新米コーチや中高生くらいの選手に読んでもらえるとバスケット上達や指導の向上のヒントになるかもしれません。

 

 

 

 

 練習試合を行う目的

コーチングフィロソフィーやコーチたるものが心得なければいけない計画性の部分で、目標を定めながら指導し、選手たちを向上させていくことは当たり前ですよね。

短・中・長期目標という具合に明確なステップ、達成目標を掲げてチームで取り組んでいくことは言わずもがな重要です。

そこで、日々の練習の成果を発揮する舞台として練習試合を組みます。

練習試合を組まずに選手が上手くなるかといえば、私は100%NOと言います。

そのくらい本番を想定した実践練習の場として重要なのです。

選手たちの進度に見合って、日々の練習成果を発揮するにふさわしいレベルの対戦相手と組むとよりいいと思います。

 

 

 

ポイント

 

ただ、私が練習試合をコーディネートする上で大切にしていることは、
『絶対に敵わない相手と組む時期を設ける』ということです。

その後の選手たちへの指導は、結果を踏まえて追い込みを行います。

練習の強度も強めに、練習に求める達成度もよりシビアに行います。徹底的に行います。

 

簡単に表現すると限界値の拡張です。

 

今までの


「このレベルの相手には敵わない」


「ここまでやればOK」


といった選手の基準を引き延ばす作業だとイメージして頂ければわかりやすいかと思います。

 

 

 

では、
強い相手と戦って、打ちのめされて、次に勝つことを押し付けながら尻を叩いていれば選手たちが強くなるのか?

このような問いにぶつかりますよね。

 

ー答えは、NOです。

 

まず、徹底的にやられるところを想像してください。
モチベーションは上がりません。

きっと努力していると実感している人こそ壁の高さに失望するでしょう。
この辺りもすでに選手からデータを集計ずみ、検証済みです。

当たり前の現象です。

 

ここに、指導者のテクニックがいくつか必要だと私は考えます。
が、今日は書きません。

このテクニックはGOODコーチが自チーム練習でなにをしているのかな?と強いチームこそ聞いてみたくなるような質問だと思います。

なので、私も私のメソッドは隠しておきたいので書きません。w

 

練習試合を組んでいく上での指導上の準備は必ず、怠らずに。練習試合の中に限らずに選手と向き合う時間は一瞬一瞬大切な時間です。

これが大事なエッセンスですよね。

 

 

年始遠征では、U-12の子どもたちが実力以上の力を発揮していました。
一人一人が自分の役割を徹底したことや大勝負に挑む上で必要なメンタルの部分で大きな成長を遂げたからだと思います。

子どもが伸びるのは一瞬ですが、そこまでの下準備には長い時間を要します。

12才で花咲くか、またまた20才か、そんなことは誰も分かりません。そこが育成年代の楽しさだと思います。